2012年11月11日日曜日

「山男の独り言」シリーズ第26回聖岳の巻


 今回は南アルプスの聖岳、8月下旬。
昨年トライして強風、降雨で中途敗退して今年は再チャレンジでこの素晴らしい天気!

撮影場所は滝見台付近、右が奥聖2978m、左が聖岳3013mで3泊4日の山旅でした。

尤もこの画像は下山時のもので一番綺麗なものをアップしました。

次なるは角度を変えて同じ山を写したもの。
全く違う姿となります。

聖平小屋から一寸登った所からの1枚で頂上付近がかなり崩れているのが分かります。

撮影場所は標高2400m程度でまだシラビソの木が周りを覆っていますが少し登ってゆくと這松に変わりやがて岩だらけとなります。
 次は小聖岳2662mから聖岳頂上を見たもの、高度を上げてゆくのに従いどんどん形が変わってゆきます。

高くなれば当然今まで見えていなかった景色が目に入ってきて時々驚くことがあります。

例えば荷物が重いとか疲れたとかで下ばかりを向いて歩いていてふと顔を上げたら素晴らしい展望が開けていた時などです。

大体そんな時は誰か前を歩いている人が凄いとか声を上げるので注意が喚起されどうなのかとなりますが。


小聖岳から見た富士と聖岳頂上から見た下の富士の写真を比べてみると一寸そのイメージの一端が少し分かるかも。

最初ポツと前の山から富士の頂が見えて、当初見え隠れしていたものが段々姿を見せて、最後はその全体像が 見える。

その素晴らしさに感動するというイメージでしょうか。これこそ登山ということになるかもしれません。

 てなわけで色々なことが頭に現れては消えて最後にとうとう頂上にたどり着きました。

そこで周りを眺めるとラッキーなことに今回は雲に邪魔されず360度の展望が得られました。

そこからの眺望の一端を見てください。
まず御存知富士山。こんな風に見えます。
富士山までの直線距離は約50kmです。




北側の山は赤石岳3120mで、こちらより約110mほど高いことになります。

堂々とした山容を見せていますがこの反対の右後ろから写された写真の方が一般的。カールが良く映っている方がいいですね。

聖岳から赤石岳への縦走路の一部が見えていますが一寸きついルートとなります。



 次に概ね北東方向に見える風景です。
正面の青く見えている山が仙丈ケ岳3033m。

右奥の方に北岳や間ノ岳の一部が見えることになります。但しこの写真では良く分かりません。
北西方向は中央アルプスが見えています。
一番遠くに写っているのは木曽の御嶽山。

こちらは少し雲が出ていますが綺麗に写った山と次の山脈(中央アルプス)の間の雲の下が伊那谷となります。
最後の写真は登山最終日の明け方の聖平小屋から撮った日の出風景の一枚です。

なぜか空の一部が切り裂かれたかのようになっていました。ジェット機が飛んだ跡ではないかとの解説もありましたが謎の光景。

山小屋のスタッフも大変珍しいといいながらシャッターを切っていました。

今回は最終日まで天気に恵まれ昨年の悪い記憶を吹き飛ばした気持ちの良い山旅となりました。

おしまい。

2 件のコメント:

  1. 芹澤さん

    素晴らしい写真のアップ
    いつも楽しみにしてます。
    最後の写真幻想的ですね。
    どうなってるんでしょうか?

    想像できません。

    返信削除
    返信
    1. 波多腰さん

      山岳写真はややパターン化しますね。
      日の出・日没前後、積雪の山々、富士
      、新緑、紅葉、雪をかぶる風景など。

      しかし、綺麗、凄い迫力など感激させてくれる
      ものがあるので今後も撮り続けます。

      削除

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