
一見、「称名寺(金沢文庫)」のようですが、これはいわき市の「白水(しらみず)阿弥陀堂」です。雰囲気がよく似ていますね。「白水阿弥陀堂」は平安時代の末期(称名寺の100年程前)に建立されたもので、奥州の藤原氏の娘であった徳姫が、夫・則道の菩提を弔うために「願成寺」を建て、その一角に阿弥陀堂を建立しました。この阿弥陀堂は、福島県で唯一の国宝に指定されている建物です。白水という地名は、奥州の平泉の「泉」を二つに分けたもので、平という地名も平泉の「平」からとったという説があります。

池の一角には、蓮の花が見事に
咲いています。池の水面や木々の
緑にピンク色が美しく映えていました。

真夏の暑さを忘れてしまう程の美しさでした。
三浦
所在地 福島県いわき市内郷白水町広畑219
名 称 菩提山 願成寺
山 号 菩提山
宗 派 真言宗智山派
本 尊 阿弥陀如来
創建年 永暦元年(1160年)
開 基 徳姫(岩城則道夫人)
文化財 阿弥陀堂(国宝)