2013年2月23日土曜日

愉快タイツアー 3日目 (その4)


6:00 Morning call 
天候は花曇り、6時半頃朝食に。
今日は、緬(米粉の緬でツルツル)をとってみる。
昨日、大原さんに是非にと勧められたので、ナンプラーもかけてみる。
ふむフムっという複雑な味。
この麺の選択は、お腹にもやさしくて正解でした。
何より味が抜群です、カツオや昆布だしとも違い
いろんな味がミックスした感じで、とても美味しかったです。
朝と昼の食事の間が結構長いので、朝はしっかりと食べることにした。
今日は、完熟バナナにもチャレンジしてみる。
まぁ、バナナっていう感じかな?
(味音痴のせいか、感動がイマイチ)

後部座席はスリーグレーセスのおしゃべりサロン
延々おしゃべりに花が咲いていました。
天気予報は、雨が40%だそうで少しムシムシとする。
今日は土曜日。会社も学校も休みなので市内でも全く渋滞なし。
嘘のように道路は空いている。
バスは 7:30 にホテルを出発し、北へ約76kmのアユタヤを目指す。
途中、バンコク市内を流れるチャオプラヤー川を越える。
(アユタヤからの帰り、午後にこの川を船で下ることになっている)
チャオプラヤー川は全長は372km、河幅は最も長い所で700mあるそうだ。
我々には、メナム川の呼称の方がなじみあるが、
今は メーナーム チャオプラヤー (メーナームは「川」という意味)と呼ばれている。
水の色は土色、美しさでは日本の河川ほどじゃない。

およそ1時間ほどでアヤタヤの市街に入る。
アユタヤ王朝は1351年〜1767年、室町から江戸時代までの417年間に渡り
33代の王により統治されたと、ガイドブックには書かれている。
今回のツアーが決まったときに、遠藤周作の「王国への道」(新潮文庫)を
読んでおくように大原さんから宿題が出されましたので、真面目に読んでいきました。
お蔭さまでイメージがふくらみ、親しみも倍加しました。
ここアユタヤには、17世紀初頭に千人を超える日本人が暮らしていました。
その多くは異教徒として日本で迫害を受け、祖国を追われた人々でした。
本の中ではビルマとの戦争に活躍する日本人たちや、
王朝の繁栄ぶりが印象に残りました。

最初にいったのは、日本人町。正直、ここは期待はずれでした。
というよりは、私の期待が大きすぎたのかも知れません。
往事を偲ばせる物はほとんど残されていないようで、
30分ほどでバスに戻りました。小説のなかでは、
山田長政たち日本人が、ビルマとの戦さに大活躍したことが
描かれていましたので、そういった勇姿を偲べるものが
多く見られるものと、勝手に期待が膨らんでいましたので
とてもガッカリでした。

ゴルフ場?背景にはビルマ風の建物が池越しに見えます。



次にバンパイン離宮の見学。王族の迎賓館+別荘のようなところらしい。
西洋風、中華風、日本庭園(海外のこの手にはとても違和感を覚えるが)
などいろいろな様式の建物や庭園が、広い敷地に展開されていました。
ここで私は、ちゃっかりカートを借りて周ることにしました。
結果的には歩いて周っても一緒でしたが、
2周したので余計見られたような得した気分。
春日井さんは土産店で足伸ばし健康器を購入し、
重たい思いをして持ち帰ってきましたが、効果や如何に。
(武井さん、「同じ物を自作しても、技では勝てる」らしい)




ちゃかりツーショットに収まる横山さん

アユタヤはユネスコの世界文化遺産にも指定されています。
その一つで、アユタヤ歴史公園。アユタヤ王朝の遺跡群を見ました。
スリランカ様式の3つの仏塔が天を突いてそびえ、
城壁や建物の壁などは度重なるビルマとの戦争で、
ワット・マハタート
木の根に抱かれた仏頭が見えます
焼かれたり壊されたりして、ほとんど崩れ果てていました。

さすが好奇心の塊の横山さん。
なにやら仏塔の階段を登り中を覗き込んでいます。ちゃんと降りてこられるのかと思っていると、ちゃっかりとツーショットに納まっています。(ただでは降りてこないぞー。って言ってるようです)

ここアユタヤには3千近くのお寺があるそうで、街の角々には小さな祠のようなものを沢山見ました。また、昨日行ったカンチャナプリはサトウキビ畑でしたが、アユタヤ周辺は水田が多く、
2年で5回も収穫するそうだ。タイはベトナムに次いで2位のお米の輸出国。
質ではベトナム米より美味しいようです。

象のうえでお互いにパチリ

この後、象乗りの初体験。これまで生気のなかった皆さん、
象を見た途端に目が輝いてます。
象乗りに、子供に還ったようにはしゃいでいます。
10頭以上のメス象が順番に観光客を乗せて、500メートルくらい歩道を歩きます。
途中、カメラスポットにくると写真を撮ってくれますが、
その後で、乗っている象の鼻がニューッと目の前に伸びてくるのにびっくり。
チップの催促でした。20Bやらないと何度もキューッと鼻を伸ばしてきます。
ちゃんと2人分、2回鼻でチップを受け取ります。
この企画はツアー日程表には記載もなく、
何も説明がなかったのでサプライズもあり、
一番好評でした。

ポーズだゾォー(象)


13:30 チャオプラヤー川のリバークルーズ船着場に到着する。 
船着場というより、ちょっとした板の渡しがあるだけの川の端から乗船。
すぐ横の川の中では、近所の子供達が裸で水浴びをしています。
クルーズ船は大きな3階までもある豪華な船でした。
1階は水面すれすれで、窓からは水面が覗いています。
ここでビュッフェスタイルのおそい昼食になる。
観光客にはいろんな国籍がまじっています。

ハイ、ポーズ モグモグ
歓談。漫談?、何だか楽しそう
このツアーで食事のたびに飲んだビールは、「SINGHA」です。
日本のビールよりはちょっとあっさり薄味ですが、
タイの料理(辛い・甘い・酸っぱい味)にはよく合うようです。
食後は屋上デッキにでて周りの景色を眺めたり、
キャビンでまったりと会話を楽しんだり、
2時間ちょっとの極楽クルーズです。

背景にはバンコクのビル群と寺院などが見えます。
バンコクが近くなると、船上から見える有名寺院があるとの莇さんの情報で、
皆でデッキに上がり両岸に展開する都会と寺院のパノラマを楽しみました。
日本なら差し詰め大川の川下りといったところでしょうか。
両岸には高層ビル(ホテルや銀行など)がそびえ、
ビルの間にはあちこちに仏塔が見えます。
クルーズもバンコクシティーホール船着場で終点です。
降りてバスに乗り換え一旦ホテルに帰り、
夕食までフリータイムとなりました。
ここで、スリーグレーセス(このツアーで命名され、
本人たちも気に入って使っていました)を中心とした買い物グループと
部屋での小休止組に分かれました。

18:00 再集合しバスに乗り込む。
夕食会場のソンブーンスリウォンまでは30分ほど
今日はシーフードディナーです。
お店の巨大水槽には馴染みのないお魚さんが
ゆらゆらと泳いでいます。
釣り同好会の血で、ついお魚に目が釘付けとなってしまいました。
やはりタイと言えばエビ。(エビでタイを釣るって言いますからね)
これでもかという食べ応えでした。

美味しかったぁー
大原さんがボーイさんとしきりにタイ語で掛け合っています。
どうやら料理の順番と、ゆっくり食事を出すように言っているとの事。
さすが流暢なもんです。
毎回の食事では、大原さんの細やかなお店との折衝のお陰で
皆さんとても優雅にグルメ旅を満喫することができました。
そして、今日もまた持ち込んだお酒をグビグビと空けてしまいました。

かなりご機嫌、明るいオジさん達
食事の後は、パッポン通りの夜店見学&買い物。
タイではほとんどの家庭が、家で料理をせず外で食事をするそうです。
それで、夜中の10時頃から夜更けの3時頃まで、歩道のあちらこちらで
屋台を囲んで食事や、買い物をしています。
通りの夜店には、大勢の現地人に観光客が集まっています。
まだホンの宵の口の8時ですが、通りはもうアメ横並みの大混雑で、
屋台で料理する食べ物の匂いがあたりに充満し、
まさにエキゾチックなバンコクの夜です。

JimTompson本店(タイシルクの専門店)での買い物グループも
お好みのネクタイ、小物、シャツなど閉店まで買い物を楽しみました。
伊藤さんの買い物は即断即決。その代わり何度も棚を行ったり来たり。
楽しんでいるのかな?迷ってるのかな?

夜店見学も満喫し、ホテルに戻ると、有志8人で近くのタイ式マッサージへ。
昨夜、中尾さんが行って良かったとの情報で
本日も同じ店(ホテルから徒歩3分)に行くことに。
小さなお店だったので、8人中2人は男性に当たってしまい、
何か割り切れないものがあったようです。
私は春日井さんと並んでマッサージ。
マッサージというか、柔軟体操のような感じで、
結構力強かったですが、ぐるぐりされながら
いつしかとろ〜〜〜んとしてきました。
マッサージが終わり、三々五々ホテルに戻りましたが、
その頃には、高橋部屋での反省会への気力も失せて
そのまま Good night でした。(高橋さん、ゴメンナサイ )

こうして大満足のうちに3日目も終了。
皆さんすでにお休みですよね。
そいじゃー、私もお休みなさぁ〜い

ソンブンのメニュー

カニのカレーいため卵とじ
これは絶品でした。

小泉元首相も絶賛したカニチャーハン
カニ味噌のカレーを混ぜると、もうー堪らん

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