2010年10月18日月曜日

木曽駒・空木岳縦走記録その2


昨日は入力を失念しタイトルなしの画像を送っちゃいました。さてその続きです。

この前日は累積高度が上下でそれぞれ1000mくらいのアップダウンを繰り返しながら木曽殿山荘に約10時間かけてなんとかたどり着きました。

本日はいよいよメインイベントの空木岳登頂です。
夜明け前の5時半過ぎの山荘脇のショットです。
左側の雲海の上には八ヶ岳の山並みが見えています。






一寸上り始めて南西側を見ると朝靄に包まれた中に
悠然として長大な頂上を見せる百名山の一座恵那山がはっきり確認できます。












どんどん登って頂上には1時間半強でたどり着き360度の景観を愉しみましたが昨日掲載した木曽御嶽山、遠くには加賀白山、笠ヶ岳、北アルプスの槍・穂高、浅間山、木曽駒ケ岳、宝剣岳、八ヶ岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、南アルプスの山々、富士山などざっと数えて20座強の百名山が展望できました。

但し画像では少し映像が小さくなりすぎ一寸つまらないので報告だけにいたしますがとにかく素晴らしい眺めでありました。

この画像はその頂上から約100mほど降りた所から頂上を振り返った所です。



それから暫くおりてきますと又々素晴らしい光景に出くわしました。

雲の下は駒ヶ根市、伊那市になるのですがその伊那谷を囲みこむようにして丁度雲が晴れて南アルプスが聳え立っているのがよく見えるのですよ。

左の3角の一番高いのが北岳、その右の右上りの長い尾根を見せているのが間ノ岳、一寸間を置いて塩見岳、ずっと右端に高く見えているのが悪沢岳で
3000m級の南アルプスがその美しい姿を余すことなく見せていました



それから暫く降りてゆくと今度は山上の日本庭園!に出くわしました。空木岳は花崗岩をベースにしているため風雨に浸食されこんな所を作ってしまったのですね。
細かく砕けた花崗岩の白い粒の間にウラシマツツジが真紅になって紅葉しその周りを這松の緑が囲んで自然が創造した素晴らしい庭園でありました。
こんな風景を楽しんだ後が結構大変で、8時間半の日程をなんとかこなし下山後、早太郎温泉に浸かり
無事自宅に帰還しましたが疲れたー!



4 件のコメント:

  1. 「山肌や 岩駆け上がる 雲の陰」

    芹澤さんから送られてきた山の写真を眺めて、
    一句ひねってみました。

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  2. 芹澤さん
    墨絵のような一座恵那山、伊那谷の向こう側にそびえ立つ南アルプス、すばらしい眺めですね。そして、これらの景観は10時間かけてたどり着き、8.5時間かけて下山しなければ眺めることができない本当に貴重な写真なんですね。感動です。山は次第に冬モードに入ると思います。どうぞ気をつけて山歩きを楽しんでください。

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  3. 本当に貴重な数々の写真。

    居ながらにして、秀峰からの絶景を愛でること
    現地の感動には比較にならないかもしれませんが、
    充分に迫りくるものがあります。

    芹澤さん、足腰をいたわりつつ末長く名峰の旅
    続けていただきたいと願います。

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  4. 波多腰さん、三浦さん、匿名希望?さん

    コメント有難う御座います。この画像は自分の感動した風景を少しでも他の方々に伝えたくて山登りの休憩の合間に撮っていますが体力と金力?と夫婦仲が続く限り連載を継続するつもりですのでよろしくご愛読願います。

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