皆さん御無沙汰です。波多腰さんから尻をたたかれサボっていた投稿を続行します。
8月は既に北アと南アあわせ3回登っているのですが天候に恵まれず、力作を載せる当てが全く外れました。
今回は1日~5日の新穂高温泉からワサビ平、鏡平、双六岳、三俣蓮華岳経由の黒部五郎岳、薬師岳の大縦走の間の僅かな晴れ間での写真です。
有名な五郎カールの途中で、左側では雪解け水が音を立てて流れているところでの休憩風景!
カールのかなり上部で、えぐれた底部に残雪が斜面にかなり残っているもの。緑の部分は高山植物の花がかなり咲いています。
頂上方面は灰色のベールがかぶさってきていますが中腹に太陽光を受けて残雪が輝いています。
登山路がかなり急傾斜でカールを斜めに横切っております。
黒部五郎岳の頂上からカールの下を覗き込んだものですが雪解け水がカールのなかで川を作って流れています。
山の下の方がガスに隠されいるため一見すると山の上方を写したように見えますが逆でして山の下の方を写したものです。
次にこのカールは薬師岳頂上近くの稜線上から中央カールを覗き込んだものです。
下の左側に昔氷河が岩石を削り取った証拠となるモレーン(堆積岩)が集まっています。
丁度掘った石炭が積み上がったように黒く見えているのがそれです。
このカールは次の金作谷カールなども含め国指定の特別記念物となっており薬師岳圏谷(カール)群と呼ばれています。
偶々北薬師岳の頂上が濃いガスから一寸顔を出したので慌ててシャッターを切りました。
雪が残っている部分は金作谷カールで山の側面がスプーンで切り取ったようになっております。
今回は山に登ったのに殆ど周りが見えないまま登山路をひたすら往復した残念な山旅となりました。
カール中心の画像で兎に角まとめてみました。
芹澤さん
返信削除投稿ありがとうございました。
確かにお願いはしましたが、
尻をたたくなんて・・・恐れ多いことは
いたしません。
カールって??(シラベテみました)
カール かーる Kar(独)
氷河のあった場所のうち、氷河の侵食によって造られた、お椀の底のような窪地を呼ぶ。圏谷、氷河圏谷とも呼ぶ。「カール」はオーストラリア東部の方言に由来するドイツ語で、英語ではサーク(cirque)言う。
お椀の壁に相当する場所を「カール壁」、お椀の底に相当する場所を、「カール底」という。底には水がたまり、湖(カール湖)となっているものもある。
日本でも、木曽駒・千畳敷カール、穂高・涸沢カール、日高山脈・七ッ沼カールなどが有名。また、北ア、薬師岳のカール群は特別天然記念物(1945年、1952年指定)、立山、山崎カールは天然記念物(1945年指定)に指定されている。
ということだそうですね。
いろいろと勉強になります。