2012年10月23日火曜日

「山男の独り言」第21回 剣岳の巻その2

 翌朝の剣(正式な字は旁が刃)岳 、AM6:23。

本日も晴天、朝4時前には目覚めてしまって、日の出を見るため起床し、剣岳頂上の右に出る御来光を仰いだ。6時に山小屋を出発。

暫く剣沢を少し登った所で来し方を振り向いた時の情景。剣岳がすくりと立ち尽くす!
剣沢小屋が写真下方に見える。

また、左中段の雪渓下に見えるのが剣山荘。
実に爽やかな早朝のひとコマです。






次に写るは遠くに左右に長く裾野を広げた加賀にある白山を中心とした山群。

現在位置は標高2760m別山乗越(のっこし)、
丁度室堂側と剣沢側の分水嶺になる所。

剣沢小屋から約800m登った所で出発から50分経っています。現在時刻は6:50.

なお、写真の一番手前にあるのは弥陀ヶ原で立山高原ホテルなどの建物が見えています。

雲の上(霞棚引く)にその雄姿を見せる遠景の山を眺められるのはかなり高度を稼がないと不可能ですが今回は晴天に恵まれ本当に色々楽しめています。

一寸同じ場所から目を南に転じると薬師岳の双耳峰がこれも凛としてちょ立しております。

手前にはこれから目指す室堂のバスターミナルほかの建物が目に入ります。

それにしても結構雪が残っていますね。もう8月上旬なのに。



この灰色に覆われた所は?地獄谷と呼ばれ今でも火山性ガスが噴出している場所です。

近くを通ると硫黄の臭気が強く鼻を衝きます。
最近有毒ガスの噴出が持続的にあるのでこ

の近くを経由する登山ルートが変更となり迂回ルートを通るため余計な体力を要求されて

います。また山小屋も一部廃業した様子。
近くの池の這い松も黄変し枯れていました。




最後にみくりが池と立山連峰です。池周辺の雪は解けていますがかなりの厚さで残存中。

立山の一角の雄山、最高峰の大汝山、富士ノ折立から真砂岳に至る山群が綺麗ですね。

山群全体が北北西に向いているせいでしょうか残雪が大量に残って見えます。

こんな風景を楽しみながらバスターミナルに戻り、夜行バスで出た登山も山小屋2泊、下山後温泉で疲れをとって帰ってきました。
            剣岳の巻  おしまい!


3 件のコメント:

  1. 芹澤さん

    写真、ありがとうございます。
    まさに圧巻のパノラマですね。
    本物はもっと胸に飛び込んでくんでしょうね。

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    1. はたこしさん

      大変投稿が遅くなりましたが大車輪で作業をしております。このブログが山一色になるのも如何とは思いますが。ネタはたっぷりありますので時間があればあと8本ほど書けますがいかが取り計らいましょうか?

      削除
  2. 芹澤さん

    おはようございます。
    どうぞ投稿お願いします。
    私の方もたっぷりネタがありますので、
    負けじとUPします。

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