2012年10月31日水曜日

「山男の独り言」シリーズ第24回常念岳・蝶が岳の巻

 今回は昔登った常念岳に再挑戦して漸くしっかり眺望が得られましたのでその記録です。

前日常念小屋まで登り翌日登頂しそれから蝶が岳まで尾根の縦走をして対面に見える槍・穂高連峰の壮観な風景を堪能する山旅です。

但し前日の天気は天気予報より悪く前回の二の舞を心配するほどの曇天でガスで槍が岳も確認できないほど雲に覆われる状態でした。

翌日もガスで視界が利かずブロッケン現象こそ見られたけどこんな状態です。槍ヶ岳がガスの上にかろうじて見える状態です。

 ところがなんとパーティの心がけが良いせいか私の運の強さか段々天候が回復し槍の穂先が雲間からご覧のように姿を現しました。

我々の気持ちが天に届いたというか一同感激して暫し歩みを止めてシャッターを切ったりその雄姿に見とれていました。

その後すっかり天気が回復し素晴らしい景観を堪能して蝶が岳ヒュッテに到着しました。

翌日早朝の日の出から360度の周囲の山並みを楽しむこととしました。


 これが遥か遠くに見えた朝焼けの富士山を拡大した画像です。かなり倍率を上げたのでややぼんやりした映像になりましたが。

あとで調べたら120Kmくらいの距離があったのですが富士山は実に良く見えています。

実際のイメージは今回の最後の画像でヘリコプターの後ろに薄く映っているのがそれです。

随分色々な山に登っていますがいつも関東から北アルプス(南アルプスは当然)では富士が見えるかどうかが気になります。


次に朝日が隣りの山脈に当たりはじめた画面です。当方のいる山系と谷を隔てた関係にあるため 槍・穂高連峰が西側にある壁のような感じで見えています。

因みに一番左の尖った山が槍ヶ岳、U字型に凹んだのが大キレット、その左から北穂高岳、涸沢岳、奥穂高岳、前穂高岳です。

手前の影が画面の半分にあるということはそれだけ当方も高い訳で当方の標高は2600m前後です。

そんな高さですから穂高連峰の左に見えるのが北アルプス唯一の活火山である焼岳です。

この日もはっきり写っていませんが噴煙が上がっておりました。

画面下方の三角をした霧の下に上高地がある感じとなります。







最後にヘリが来て山小屋に食料や資材を下ろす画像ですが北アルプスではこんな感じで荷物を運んでおります(ごみも同様)。

この画面右手に見える一番高い三角に尖った山が日本で2番目に高い北岳3192m、間ノ岳3190mは北岳の影になっているようです。

ヘリの後ろは先ほど紹介した富士山です。

そんな訳で今回の縦走はこのあとに登る飯豊山登山のトレーニングだったのですが大変楽しい山旅でした。
以上常念岳・蝶が岳の巻おしまい。

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